チャートの説明
貴金属、とりわけ高価な価値があるとされる「金」と「プラチナ」の相場価格の変動を分析し、今後の動向を予想する為の材料として、直近30日間のデータをチャート化してみました。
チャートは全部で5種類、以下の内容です。
- (1)東京市場金相場価格推移
- 日本国内で売買する際に適用される(参考にされる)、いわゆる公示相場価格の推移。
単位:円/g - (2)東京市場プラチナ相場価格推移
- 上記(1)と同様のプラチナ公示相場価格の推移。
単位:円/g - (3)ニューヨーク市場金相場価格推移
- 東京市場の価格に影響を及ぼす(*1)ニューヨーク市場前日終値の推移。(表記上は日本時間)
単位:ドル/toz(トロイオンス)*2 - (4)ニューヨーク市場プラチナ相場価格推移
- 上記(3)と同様のプラチナ価格の推移。
単位:ドル/toz(トロイオンス)*2 - (5)為替ドル円相場価格推移
- 東京市場の価格に影響を及ぼす(*1)外国為替のドル円交換レート。
※外国為替相場は土日を除く24時間常に変動しますが、ここでは毎朝9時半頃の価格を参考値として使用。
単位:円/ドル
- *2:toz(トロイオンス)
- 貴金属や宝石の計量に用いられる質量の単位。1toz=31.1035g
- *1:東京市場の金、プラチナ価格の理論計算式
- NY(ニューヨーク)市場の価格をドル円レートで換算した価格が東京市場での価格となります。
東京市場価格(円/g)=NY市場価格(ドル/toz)÷31.1035(g)×ドル円レート(円/ドル)
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- 価格推移チャート(上段)
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■PRICE:日々の価格の推移
■9MA:9日移動平均線
■21MA:21日移動平均線
■90MA:90日移動平均線
n日移動平均線は、前日から過去n日間の価格の合計をnで割った値。即ちn日間の平均値です。
移動平均線は、方向性を見る指標として使用されます。
価格のラインが9日移動平均線を下から上抜けるとゴールデンクロスとして買いサイン、上から下へ抜けるとデッドクロスとして売りサイン、などと言われます。さらにそのトレンド(方向性)の強さとして、9日移動平均線と21日移動平均線、さらには90日移動平均線との関係も参考となります。
なお、各移動平均線と価格との乖離率も算出しています。目安として、90日移動平均線からの乖離率が+-5%を超えると買われ過ぎ、売られ過ぎ、さらに+-10%を超えると危険ゾーンとして反転の可能性が高まる、といった見方もできます。 - RSI推移チャート(下段)
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■RSI(9):過去9日間のRSI値の推移
■RSI(14):過去14日間のRSI値の推移
計算式はRSI(n)=A/(A+B)×100 ( A:n日間の上昇値幅合計 B:n日間の下降値幅合計 )
即ち、過去n日間の変動値幅の内の上昇値幅の割合を100分率で表した数値です。
RSIは、相場の過熱感を見る指標(オシレータ系指標)と言われます。
「Relative Strength index」の略で、「相対力指数」と言われ、相対的な相場の強弱を示す指標として使用されます。
80%を超えると買われ過ぎ、20%を下回ると売られ過ぎ、の目安となります。
なお、RSI(9)とRSI(14)の2つの値を算出していますので、25~20%を下回った状態でRSI(9)がRSI(14)を下から上抜けで買いサイン、75~80%を上回った状態でRSI(9)がRSI(14)を上から下抜けて売りサイン、という見方もできます。
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