英国のEU離脱は先送り、NY金の三角保ち合い決着も先送り

17日に英国とEUとの間で合意に達した英EU離脱協定は、EUサイドではその日のうちに英国を除くEU加盟27カ国による首脳会議を開催し、全会一致で承認。
残るは英国サイドでの議会承認待ちという状況となり、これには反対派が優勢で否決の可能性のほうがやや高いとも見られていました。
結果的には、採決を保留する修正動議が可決したことにより、19日までに決着がつかない場合にはEUに対して離脱期限の延期申請を義務付ける新法に従う必要があり、またも「先送り」ということになりそうです。
可決されれば、7月1日安値を起点としてゆるやかに下値を切り上げてきたサポートラインと、6年5カ月ぶり高値となった9月4日高値1566.2ドルを起点とする右肩下がりのレジスタンスラインとで形成する三角保ち合いを週明けに下方ブレイクすることが予想されていました。
しかし問題先送りにより、保ち合いブレイクも先送り。
これで焦点は月末のFOMCへ。
現時点では「予防的措置」としての3会合連続の追加利下げが優勢。これが月末に向けて追加利下げ観測後退へと傾斜していくようなら、NY金の調整局面がやや拡大する可能性もありそうです。
追加利下げなら7月以降のゆるやかな上昇トレンド継続へ、年末に向けてさらに利下げ継続が見込まれそうなら三角保ち合いを上方ブレイクして高値圏再トライへ。
逆に、今月末に利下げ見送りなら下降チャネル継続へ。
5月安値から9月高値までの38.2%戻しとなる1450ドル近辺までが目安にもなりやすく、利下げ打ち止め観測が台頭するようなら11月にかけては1400ドル台前半へ、50%戻しとなる1410ドル台まで下値を切り下げることも想定されそうです。
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5月安値から9月高値までの38.2%戻しとなる1450ドル近辺までが目安にもなりやすく、利下げ打ち止め観測が台頭するようなら11月にかけては1400ドル台前半へ、50%戻しとなる1410ドル台まで下値を切り下げることも想定されそうです。
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