三角保ち合いで臨む10月FOMC、NY金の攻防ラインは1500ドル

5月末からスタートしたNY金の上昇トレンドは、9月初旬の高値1566.2ドルまででいったんは終了した形となりましたが、調整局面は5月安値から9月高値までの38.2%戻し(1452.0)の手前、1465ドルまで。浅めの調整にとどまって反発した状態です。
ISMの製造業・非製造業景況感指数がいずれも低調となり、ADP雇用もやや低調となったことで10月末FOMCでの追加利下げ観測の急拡大とともに急反発したNY金は1500ドルを回復。週末の雇用統計も低調な結果となればさらに一段高へ、という展開も予想されましたが、逆に失業率が想定外の50年ぶり低水準。ただし賃金上昇率などその他の指標の低迷も目立ち、方向感は喪失気味に。
一目均衡表では三役好転状態が崩れ、雲の下限も下回れば三役逆転で一段安も警戒されたところで切り返してなんとか雲の上限を超え、遅行線もロウソク足を上抜けできれば再び三役好転へ、その目前で失速した状態にもなっています。
結果的に、9月4日高値から右肩下がりのラインと、7月以降ゆるやかに下値を切り上げるラインにサポートされる形での三角保ち合いを形成しています。月末に頂点付近に到達する水準は1500ドル。
保ち合い状態が月末まで続いた場合、月末のFOMC後に抜け出した方向へ、大きく動き出す展開も予想されそうです。
10月半ばにかけて保ち合いレンジは1480ドルから1520ドル辺りまで縮小し、雲の下限から上限までのレンジも重なり、今後の展開の行方を暗示しているようにも見えます。
引き続き米経済指標の結果に一喜一憂し、米中協議の進展と後退、関係改善と悪化に振り回され、ブレグジットや中東情勢、ウクライナ疑惑やトランプ大統領の気まぐれツイートなどの予期せぬ事態などにも左右されながら、10月追加利下げ観測の拡大と縮小とともに、NY金は概ね1500ドルをはさんでの保ち合い推移で10月末のFOMCを迎えることにもなるかもしれません。
10月FOMCで今年3度目の利下げを決定し、年末にかけてさらにもう1回の利下げを織り込むことになれば、NY金は年末にかけて高値再トライへ。
逆に、10月の利下げが見送られ、年末見通しの動向次第では大幅調整へと向かう展開も予想されます。
9月高値からの抵抗線は下降チャネルを形成している状態でもあり、チャネル内推移となった場合でも年末に向けては、1400ドルの攻防となる可能性も否定できません。
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結果的に、9月4日高値から右肩下がりのラインと、7月以降ゆるやかに下値を切り上げるラインにサポートされる形での三角保ち合いを形成しています。月末に頂点付近に到達する水準は1500ドル。
保ち合い状態が月末まで続いた場合、月末のFOMC後に抜け出した方向へ、大きく動き出す展開も予想されそうです。
10月半ばにかけて保ち合いレンジは1480ドルから1520ドル辺りまで縮小し、雲の下限から上限までのレンジも重なり、今後の展開の行方を暗示しているようにも見えます。
引き続き米経済指標の結果に一喜一憂し、米中協議の進展と後退、関係改善と悪化に振り回され、ブレグジットや中東情勢、ウクライナ疑惑やトランプ大統領の気まぐれツイートなどの予期せぬ事態などにも左右されながら、10月追加利下げ観測の拡大と縮小とともに、NY金は概ね1500ドルをはさんでの保ち合い推移で10月末のFOMCを迎えることにもなるかもしれません。
10月FOMCで今年3度目の利下げを決定し、年末にかけてさらにもう1回の利下げを織り込むことになれば、NY金は年末にかけて高値再トライへ。
逆に、10月の利下げが見送られ、年末見通しの動向次第では大幅調整へと向かう展開も予想されます。
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