FOMC前に1500ドル割れ、利下げ観測後退続けばNY金は1450ドルも

「FOMC前後にも1500ドル割れ」の早めの想定どおり、NY金はFOMC前に1500ドルの大台を割り込んできました。
この一週間では米国のインフレ加速の兆しや個人消費の好調ぶりを示す指標も続き、米中協議進展期待も高まる状況にもなってきたことでリスク回避の巻き戻しの流れが一段と進行することになり、NY金の調整局面も進行。
現状、5月安値から9月高値までの23.6%戻しラインと、この付近のサポートラインにも支えられた状態にはなっていますが、9月4日高値からやや鋭角に切り下がるレジスタンスラインに上値を押さえられる形で下落トレンドがスタートした格好にもなり、5月末から水準を切り上げてきた上昇トレンドのサポートライン割れをかけた攻防状態にも入りつつあります。
米国の経済指標悪化が目立ち、米中対立激化が懸念されてきた8月までは、9月FOMCでの追加利下げは100%織り込まれ、0.50%の大幅利下げすらも予想されました。しかし、9月に入ってからは米国の経済指標も米中動向も改善の兆しとなり、9月FOMCでは大幅利下げの可能性後退では済まず、利下げ見送りの可能性すら台頭してきました。
現状では0.25%利下げのほうが圧倒的に優勢の状況でもあり、今年2回めの利下げとなる可能性は高そうですが、年末のFF金利見通しでは、年3回の利下げ見通しが後退し、利下げ打ち止めとの見通しも強まる可能性もありそうです。
そうなった場合には、NY金の下落トレンドはもう一段進行することになり、FOMC後も下降チャネル継続で9月末にかけては38.2%戻しとなる1450ドル付近から50%戻しとなる1410ドル付近までが意識されるような展開も予想されそうです。
万が一、9月FOMCで利下げ見送りとなった場合には、下降チャネルを突き抜けて1450ドルまでは急落、1410ドル付近にも早期到達、という展開もありえそうです。
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現状では0.25%利下げのほうが圧倒的に優勢の状況でもあり、今年2回めの利下げとなる可能性は高そうですが、年末のFF金利見通しでは、年3回の利下げ見通しが後退し、利下げ打ち止めとの見通しも強まる可能性もありそうです。
そうなった場合には、NY金の下落トレンドはもう一段進行することになり、FOMC後も下降チャネル継続で9月末にかけては38.2%戻しとなる1450ドル付近から50%戻しとなる1410ドル付近までが意識されるような展開も予想されそうです。
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