低金利時代突入で1500ドル、NY金は1560ドルから1580ドルも?

米中対立に緩和の兆しは見られず、逆にトランプ大統領のFRB批判と緩和政策を強要するツィートは続き、年内追加利下げの市場織り込みも進行。
FRBの利下げと、追加利下げ見通しを背景に世界各国中銀の利下げも相次ぎ、世界同時緩和政策で低金利時代突入の勢いにも。
FOMC後の上値トライ目安、1480ドルへと向かう可能性も高まりそうと予想したのが1週間前、週明けには早くも1480ドル台の高値をつけ、1500ドル台へとさらに水準を切り上げる形となりました。
低金利時代には俄然、輝きを増すことになる金の買い圧力はとどまることなく、買われ過ぎ状態が続きます。
ある程度の調整局面が入ることも予想されますが、追加利下げ観測が強まる状態が続き、ドル安基調と長期金利の低下傾向が続けばさらに水準を切り上げる可能性も高まります。
5月末以降の急騰局面をN計算値で見直すと、
5月末から6月末までの上昇幅=1442.9-1267.3=175.6ドル
7月安値から最大175.6ドル上昇した場合=1384.7+175.6=1560.3ドル
次週、米消費者物価指数でも低インフレ継続となるか、NY・フィラデルフィア連銀の製造業景況指数、あるいは小売売上高などのいずれかが低調な結果となるなどすれば、あらためて追加利下げが正当化されることにもつながりやすく、現状の勢いの延長線上で1560ドル近辺まで上昇することもあり得るかもしれません。
さらに、長期下落幅の50%戻し=1484.6ドルを完全に超えてきたことで、次なる節目水準は61.8%戻し=1588.2ドル。
9月中旬の次回FOMCに向けて、FOMC投票権保有者の面々から、追加利下げに賛同する発言が複数聞かれるようになれば、あるいは9月FOMCでの追加利下げが決定し、さらに年末FF金利見通しで今年3回目の利下げが示唆されることになれば、1580ドル台も十分視野に入ってくることにもなりそうです。
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タカ派利下げにも米中リスク再燃で見えてきた?1480ドル(8/4)
FOMC後の上値トライ目安、1480ドル(7/28)
息切れ気味のNY金、現実的な上値トライ失敗かどうかはFOMC待ち(7/21)

ある程度の調整局面が入ることも予想されますが、追加利下げ観測が強まる状態が続き、ドル安基調と長期金利の低下傾向が続けばさらに水準を切り上げる可能性も高まります。
5月末以降の急騰局面をN計算値で見直すと、
5月末から6月末までの上昇幅=1442.9-1267.3=175.6ドル
7月安値から最大175.6ドル上昇した場合=1384.7+175.6=1560.3ドル
次週、米消費者物価指数でも低インフレ継続となるか、NY・フィラデルフィア連銀の製造業景況指数、あるいは小売売上高などのいずれかが低調な結果となるなどすれば、あらためて追加利下げが正当化されることにもつながりやすく、現状の勢いの延長線上で1560ドル近辺まで上昇することもあり得るかもしれません。
さらに、長期下落幅の50%戻し=1484.6ドルを完全に超えてきたことで、次なる節目水準は61.8%戻し=1588.2ドル。
9月中旬の次回FOMCに向けて、FOMC投票権保有者の面々から、追加利下げに賛同する発言が複数聞かれるようになれば、あるいは9月FOMCでの追加利下げが決定し、さらに年末FF金利見通しで今年3回目の利下げが示唆されることになれば、1580ドル台も十分視野に入ってくることにもなりそうです。
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