レンジ推移続くNY金は3月FOMC後に1400ドル?か1250ドルへ

昨年末からの上昇局面で1月末には1365ドルまで水準を切り上げたNY金は、今のところこれが上限となり、1300ドル台前半での乱高下状態を繰り返すレンジ推移が続きます。
2月末にはパウエル新FRB議長の議会証言を経て今年の利上げペース加速観測が台頭して金は急落、しかし3月に入った途端にトランプ大統領の鉄鋼・アルミ関税発言で世界をお騒がせ。急落からの回復基調にあった株価反発の腰を折り、NY金のレンジ割れ回避をサポートする結果となりました。
今後は米国の鉄鋼・アルミ関税導入への動向、これによる世界各国の反応と影響、株式市場への影響、そしてその状況も踏まえた3月FOMCでのインフレ見通しと利上げペース見込みに大きく左右されることになりそうです。
NY金は1300ドル前半のレンジが続くのか、上方ブレイクか、それとも下方ブレイクか。
過去の推移からは、1360ドル超の水準では何度も上値を押さえられ、オシレータ系指標のダイバージェンスから反落を示唆する兆候も見られ、上方ブレイクに向けてはかなり厳しい状況とも言えそうです。
可能性があるとすれば、関税導入決定による影響が拡大するなどして株価が再度急落、リスク回避の流れが強まり、FOMCでの利上げ見通しも現状維持の3回のままで警戒感を示す声明文、会見になるなどのシナリオが必要条件にも。
上方ブレイクの場合、昨年7月安値を起点とするN計算値からは1396.7ドル、2016年12月安値を起点とした場合には1476.4ドル。いずれにしても1400ドルトライの流れへ。
逆の展開で下方ブレイクの場合には、週足・一目均衡表の雲の下限などが集中する1250ドル近辺までは、急落も想定されそうです。
そしてこの場合、2016年末から続いた上昇トレンドもいったん途切れ、2015年末から続くゆるやかな上昇トレンド維持をかけた攻防局面へと移行することとなります。
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