トランプ相場61.8%戻しと年間平均に到達したNY金、反落か続伸か
NY金相場は2月初旬に一目均衡表の雲の上限とトランプ相場の50%戻しラインに到達後、しばらく保ち合い状態が続いていました。
しかし、トランプ政策への不透明感や欧州政局リスクへの警戒感、米3月利上げ観測が強まらないことなどを背景に米長期金利が低下、ドルの膠着状態を尻目に金はここに来て急騰局面を形成。
11月9日高値から12月15日安値まで急落局面を形成したトランプ相場の61.8%戻しを達成すると同時に、260日(52週)移動平均線にもワンタッチ。過去1年間の平均水準を回復したことになります。
50%ラインでの揉み合いの前には、38.2%ラインを挟んでの揉み合い状態も続いていました。今回も61.8%ラインをあっさりと上抜けて続伸が続くという展開よりは、いったんはこの近辺で揉み合うような展開となる可能性のほうが高いのかもしれません。
年末以降は一目の転換線にサポートされ続け、ようやく完全な三役好転状態となり、遅行線も雲の上限を上抜ける強気相場の様相も強まる状態とはなっていますが、きりの良い節目水準に到達したこと、雲の上限が今後急激に切り下がること、ピークアウトを示すようなMACDとシグナルラインの揉み合い状態などから、反落警戒感も高まります。
トランプ大統領の議会演説で「驚異的な」税制改革への具体的な方針が示され、米長期金利が反発してドル高再開となるか、3月FOMCで予想外の利上げ、もしくは近いうちの利上げが示唆されるようなら、NY金はいったん調整局面を迎えることになりそうです。
ただし、その場合でも切り下がる雲の上限などではサポートされやすく、1200ドルを大きく下回るような調整とはならないのではないか、とも思われます。
もし、トランプ演説が期待はずれに終わり、3月FOMCでも次回利上げ見通しが不透明なままとなるようなら、トレンドラインを維持して3月後半には1280ドル台から1300ドルの大台到達も十分に想定できそうです。
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