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国内金価格、ここ3年間の主要レンジと今後の展望

このところ、NY金相場も為替も膠着状態が続き、国内での金現物価格は4月半ば以降、4,500円台から4,600円程度までの間での推移が続きます。
過去数年間の国内金価格の推移から、重要なポイントと今後の見通しを展望。
国内金価格の長期レンジ

近年の国内金価格の推移

2000年代前半までは、ほぼ1,000円台での推移が続いていた国内金価格は、2000年代後半には2,000円から3,000円台へと上昇します。
そして2011年は、高まりつつあった金価格高騰への注目が、最初のピークを迎えた年。
年前半に4,000円台に乗せると、夏場には4,800円まで高騰。その後は乱高下状態となり、下は4,000円前後、上は4,800円近辺までを行ったり来たり。

2013年春には、アベノミクスによる円安進行に伴い、5,200円台を突破。国内金価格高騰への注目が再び高まり、近年では第2のピークと言えるでしょう。
円安は今後もまだまだ続くはずだから、「国内の金価格もまだまだ上昇し続けるはず」との論調も数多く聞かれました。

実際にはその後、2013年4月、NY金相場の暴落により国内金価格も急落。結局6月末の4,000円割れまで下落。
2013年後半以降は、4,200円近辺から4,700円程度までの値幅で推移を続けます。

主要レンジと重要な節目

2011年以降での最高値となった2013年4月10日の5,255円。その後の急落で過去4年間の最安値をつけた2013年6月28日の3,978円。
この下落値幅の中心、50%戻しラインは4,617円。上下に範囲を広げ、38.2%から61.8%のレンジは4,466円から4,767円。このレンジは、過去4年間で見ても主要レンジの多くを占め、特に今年2014年に入ると、ほぼこのレンジ内での推移が続いています。

一方、NY金相場と為替の節目となった時点を見ると、
(1)2011年夏の4,800円近辺・・・NY金相場が史上最高値1,900ドルまで上昇した時。
(2)2011年10月末の4,200円近辺・・・為替で史上最大の円高(ドル円史上最安値)1ドル=75円台となった時。
(3)2013年12月末の4,200円近辺・・・為替が2008年以来5年ぶりの円安(ドル円高値)水準、1ドル=105円に到達した時期。
さらに(3)の12月末は、NY金相場の2013年最安値1,180ドルを2回目につけた時期でもあります。

国内金価格の今後の展望

直近の動きでは、やや値を下げるような流れとはなっていますが、200日移動平均線をゴールデンクロスした90日移動平均線との関係を見ると、中期的な上昇サポート要因にもなり得ます。当面は、現在の4,460円台から4,760円程度までの主要レンジがしばらく続くことになりそうです。

しかし、いずれNY金相場とドル円ともに動きが拡大することが予想されます。同時に大きく動き出す可能性も十分に考えられます。
NY金相場が下落した場合、最近の採算コストラインとも言われる1,200ドルを大きく割れた状態が長続きする可能性は低いと予想されます。
ドル円相場が円高方向へと動き出した場合、一時的な100円割れはあり得るとしても、過去数年のような超円高の再来は考えられません。貿易赤字拡大や日米の金融政策の違い、米国の景気回復傾向、日米金利差見通しなどを踏まえても、円安方向への流れがそのうち再開する可能性は極めて高いと思われます。
そう考えると、超円高局面でも、NY金相場の数年来安値1,180ドル近辺となった時でもサポートし続けた4,200円近辺のラインは、長期的にも非常に底堅いラインとなりそうです。

逆に、上方向へは、NY金相場の程良い高値圏と円安地合いがタイミングよく重なった2013年1-3月までの高値圏の再来を、近いうちに望むのは難しいかもしれません。
NY金相場が大きく水準を切り下げたことで、国内金価格の上限も切り下がっています。
今後、もしNY金相場が1,250ドル程度の時に、1ドル=110円程度までの円安が進行したなら、国内価格は4,700円台半ば程度まで上昇することになります。
中期的な国内金価格の主要レンジとしては、チャート上の太線、4,200円近辺から4,800円近辺が有力候補となります。

なお、将来的には、中国、インドの金需要増、その他アジア、中東圏の需要増などもNY金相場へのプラス要因となり、追加増税も国内価格の押し上げ要素の一つ、さらなる円安進行も十分に考えられます。もし、NY金相場が1,200ドルでも、1ドル=130円なら、国内価格は5,300円を超えます。

はてさて。


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